ITの窓辺から

三流IT技術者の日常

Interop 2018に行った

初のVIP券をもらったのでInteropに行ってきました。VIPだからといって大した特典はないのですが。去年は参加していないので2年ぶりです。木曜日に参加しました。午前は仕事をして午後から参加です。

一応主目的は3個あり、A10ネットワークスのロードバランサ、VMwareのvSphereマルチテナント設計、オライリーの安売り本巡りです。

A10ネットワークス

一時期はロードバランサといったらF5でしたが値段がそこそこお高く、システム導入時にF5がそれなりのウェイトを占めるものになっていました。そこで登場したA10のAXシリーズです。ミドルレンジ以下のラインナップを充実させ、ロードバランサを導入したいがF5は高すぎて・・・という企業に広がっているように思えます。

初めは製品が不安定な印象を受けていましたが、AXシリーズの後継機Thunderシリーズが出てきた頃から十分に使用できる製品になったように思えます。たまたまWebでThunderCFWという製品を見つけ、既存のThunder1030等と比べて何が違うのか聞きにきました。実は仕事でロードバランサの製品選定を行っており、F5、A10から選択しようと考えているところです。iRuleかaFlexのようにスクリプトでサーバロードバランシングできることが要件です。

本題のCFWですが、これまでのThunderシリーズにSSL復号化、L4ファイアウォール、DDoS対策等の機能をもう少し全面に押し出したものになっているようです。値段もこれまでのものと同じとのことなので、基本的にはCFWシリーズにシフトしていく形になるんでしょうか。とは言え、それぞれの処理をロードバランサでやらなければならないのかについては若干疑問が残ります。

VMware

言わずとしれたvSphereです。私は現在の仕事の一部として社内ITインフラのオモリをしているのですが、ITインフラのみのサーバで使用していた仮想サーバ基盤を一部業務システムにも開放して統合していく方針を考えています。その際に社内の担当者間の責任分界点明確化と権限委譲が重要になると思われるため、マルチテナント設計の考え方や現行製品でできることの調査をしています。

VMwareの営業さんとは付き合いがあるのでそちらから色々情報収集する手もありますが、たまには別口で話を聞いてみようと思った次第です。結果的には大した情報は収集できませんでしたが・・・。まぁInteropの場ならこんなもんでしょう。

オライリー

毎年オライリーが書籍の販売に来ています。今回は「実践 CSIRTプレイブック」という本を推しているように見えました。ちら見して現在の職場だとどのように実践できるか少し面白そうだったので購入してみました。電子書籍版で。紙の本は極力買わない主義です。読み終えたら感想でも記事にしてみようと思います。

その他

なんだか来るたびにスペースが狭くなっている気がします。単純なネットワーク機器はもう出すものがないという印象です。今後はWAN最適化、リモート接続、構成・状態管理系の製品が増えると睨んでいます。
そして相変わらずSKY社は広いスペースと大きな袋を配っていましたね。

帰りに幕張メッセ前で撮影。

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