Aruba IAP-305を買った
ちょっと前ですが、NTT-X Storeで販売されていたAruba Networks社のIAP-305を購入しました。自宅のNEC製の無線LANルータが壊れたので新しいものを探していたのですが、完全に衝動買いです。
電源は昔に秋葉原で買ったジャンク品のPoEインジェクタを使用しています。早速起動してみると・・・、ソフトウェアバージョンは「6.5.1.0-4.3.1.2_58595」でした。
IAP-305はコンソールケーブルの形状が不思議な形をしており専用コンソールケーブル(定価何千円とかする)が必要なので、コンソールポート経由での初期設定ができません。今回はとりあえずIPアドレスをDHCPで割り当てることにします。
無事HTTPインターフェースへのアクセスに成功。(画面はもろもろ設定したあとのものです)
IAP01という全くひねりのないホスト名をセットし、元々使用していたものと同じESSID設定を行い、自宅の無線LAN端末が全て接続されることを確認します。PC、スマホ、タブレットは問題ない・・・がChromecastが正しく動作しません。IAPの管理画面を見る限りChromecast自体の無線LAN接続は行われているようですが、スマホ(iPhone)との通信がうまく行っていない様子です。
これまでとの違いはNEC製無線LANルータからIAPに変わったことであり、無線LAN接続も正常と思われることから、恐らくスマホとChromecast間の通信がIAPによりフィルタされていると思われます。
作成したネットワーク設定を見ると、ブロードキャストフィルタが有効になっているようです。(設定値はARP)
CLIマニュアルによると、この設定項目はCLIだと「broadcast-filter」になっており、値が「ARP」の場合はARPやDHCP、IGMPグループクエリア、IPv6 ND以外のブロードキャスト及びマルチキャストはdropするようです。
Chromecastのセットアップを考えると、スマホからの何らかの通信がブロードキャストで行われていてもおかしくありません。とりあえずはトライアンドエラーでこの値を「無効」に変更してみます。
すると、ビンゴだったようで無事Chromecastとスマホ間で通信成立したのか、セットアップ完了画面が表示されました。
ところで、IAPの管理画面から設定値を取得するとbroadcast-filterの値が「none」になっていました。しかしCLIマニュアルを見ると「none」という値は記載されておらず、「disabled」になっていました。分かるので問題はないのですが、一致させておいて欲しいところです。
これから諸々の機能を触ってみようと思います。